ルクソール 目次 歴史 経済 気候 交通 観光地 姉妹都市 脚注 関連項目 外部リンク 案内メニュー北緯25度41分 東経32度39分 / 北緯25.683度 東経32.650度 / 25.683; 32.650エジプトで気球墜落、日本人4人含む19人死亡-ルクソール近く Luxor Climate Normals 1961–1990Luxor Climate and Weather Averages, Egyptメディアカテゴリ公式サイト編歴WorldCat Identitiescb11954968z(データ)4074401-2n8320519910046315160839975
ルクソールエジプトの都市ルクソール県エジプトの県都世界歴史都市連盟
エジプトルクソール県古代エジプトテーベナイル川ナイル川カルナック神殿ルクソール神殿王家の谷王妃の谷ツタンカーメン王古代都市テーベとその墓地遺跡世界遺産エジプト新王国アメン=ラーテーベ第11王朝第1中間期ファラオクシュスーダンカナンフェニキア上エジプトヒクソス第18王朝第20王朝バビロニアミタンニヒッタイトトルコウガリットビブロスティルスクレタ島ミノアアナトリアツタンカーメンアンケセナーメンブバスティスサイスアレキサンドリア古代ギリシアアッシリアアッシュールバニパルアレクサンドロス大王アメン神殿ローマ帝国ハトシェプスト女王葬祭殿葬送用コーン1997年外国人観光客テロ2013年熱気球サトウキビカイロルクソール事件王家の谷ナイル川
ルクソール
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ルクソール الأقصر Luxor | |
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位置 | |
座標 : 北緯25度41分 東経32度39分 / 北緯25.683度 東経32.650度 / 25.683; 32.650 | |
行政 | |
国 | エジプト |
県 | ルクソール県 |
市 | ルクソール |
地理 | |
面積 | |
市域 | 416 km2 |
人口 | |
人口 | (2010年現在) |
市域 | 487,896人 |
その他 | |
等時帯 | 東ヨーロッパ時間 (UTC+2) |
公式ウェブサイト : http://www.luxor.gov.eg |
ルクソール(Luxor)は、エジプトの都市で、ルクソール県の県都。古代エジプトの都テーベがあった場所で、現在も数多くの遺跡が残っている。市域はナイル川によって分断されている。
日が昇る方角であるナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など生を象徴する建物が、日が沈む方向のナイル川西岸には死を象徴する、王家の谷や王妃の谷などがある。王家の谷にはツタンカーメン王の墓がある。
市内にある遺跡の多くが、古代都市テーベとその墓地遺跡 として世界遺産に登録されている。
目次
1 歴史
2 経済
3 気候
4 交通
5 観光地
6 姉妹都市
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
歴史
ルクソールは、エジプト新王国の時代、太陽神アメン=ラー(Amon-Ra)の都市テーベだった。
第11王朝時代に重要な都市となり、華麗さだけでなく、知、芸術、宗教、政治の中心地として繁栄した。第1中間期の混乱の後、エジプトを統一したメントゥホテプ2世が、周辺地域に安定をもたらし、その結果都市が発展した。新王国のファラオが、クシュ(現在のスーダン北部)やカナン、フェニキア、シリアに遠征し、テーベが世界規模でも有数の富を有し、知名度も高いことが分かる。テーベは上エジプトからのヒクソス軍の侵略を退ける役割を果たし、第18王朝の時代から第20王朝の時代まで、テーベは古代エジプトで政治的、宗教的、軍事的に主要な都となった。
街にはバビロニア人、ミタンニ人、ヒッタイト人(現在のトルコ)、ウガリットのカナン人、ビブロスのフェニキア人、ティルス人、クレタ島のミノア人なども流入し、アナトリアのヒッタイトの王子が、ツタンカーメン王の未亡人アンケセナーメンと結婚するまでに至った。しかし、政治的中心が北部エジプトの、ブバスティスやサイス、そして最終的にアレキサンドリアに移ると、街の政治的、軍事的な重要性は、次第に薄れていった。しかし、アメン神の都市としてテーベは、古代ギリシア時代に至るまで、宗教的な中心地であり続けた。
その後、街はアッシリアのアッシュールバニパル王の攻撃を受けた。テーベの街は廃墟となり、その重要性も失われた。しかし、アレクサンドロス大王がカルナックのアメン神殿に到着し、宗教的な祭りであるオペトの祝祭の間に、王の像を移設した。テーベの偉大さは、今日でも、崇高な場所であり続けており、ローマ帝国の時代には、多くのキリスト教の修道僧がやって来て、多くの古代のモニュメントの場所に修道院を設立させた。その中にはハトシェプスト女王葬祭殿にあり「北の修道院」の意味を持つデル・エル・バハリも含まれている。
ルクソール特有の遺物として葬送用コーンがある。
1997年に外国人観光客を狙ったテロ事件が発生し、日本人観光客10名を含む63名が犠牲となった。
2013年に観光用の熱気球が飛行中に火災になり、日本人観光客4名を含む19名が犠牲となった[1]。
経済
エジプトの多くの都市と同様に、観光業に大きく依存している。多くの住民が農業、特にサトウキビの栽培を行っている。カイロと比べると街は大変貧しく、貧困層が多い。
1997年、61名の観光客を含む63名が殺害されたエジプト史上最大のテロであるルクソール事件が起き、観光業に依存している街の経済は大打撃を受けたが、その後観光客数は回復している。
収入の不足分を補うため、住民の多くは自給自足の生活を送っている。例として山羊のチーズ、鳩の肉、自家栽培のトマトなどが挙げられる。
気候
ルクソールでは雨がほとんど降らない。月あたりわずか0.0から6.0mmの雨しか降っておらず、年の平均降水量は2.3mm(月の平均は0.09mm)である。
夏季の間、温度は頻繁に50度を超える。王家の谷の近郊で、かつて57度に達したことがある。街にはナイル川が流れているが、川によって冷やされるのはほんのわずかである。
ルクソールの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 32.9 (91.2) | 38.5 (101.3) | 42.2 (108) | 46.2 (115.2) | 50.0 (122) | 48.5 (119.3) | 47.8 (118) | 47.0 (116.6) | 46.0 (114.8) | 43.0 (109.4) | 38.2 (100.8) | 34.8 (94.6) | 50.0 (122) |
平均最高気温 °C (°F) | 23.0 (73.4) | 25.4 (77.7) | 27.4 (81.3) | 35.0 (95) | 39.2 (102.6) | 41.4 (106.5) | 41.1 (106) | 40.4 (104.7) | 38.8 (101.8) | 35.3 (95.5) | 28.9 (84) | 24.4 (75.9) | 33.4 (92.1) |
日平均気温 °C (°F) | 13.8 (56.8) | 15.9 (60.6) | 20.2 (68.4) | 25.6 (78.1) | 29.6 (85.3) | 32.2 (90) | 32.3 (90.1) | 31.8 (89.2) | 29.7 (85.5) | 25.9 (78.6) | 20.0 (68) | 15.1 (59.2) | 24.3 (75.7) |
平均最低気温 °C (°F) | 5.4 (41.7) | 7.1 (44.8) | 10.4 (50.7) | 16.0 (60.8) | 20.2 (68.4) | 22.6 (72.7) | 23.6 (74.5) | 23.2 (73.8) | 21.3 (70.3) | 17.3 (63.1) | 11.6 (52.9) | 7.1 (44.8) | 15.5 (59.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −0.3 (31.5) | −1.0 (30.2) | 0.0 (32) | 6.5 (43.7) | 12.5 (54.5) | 16.0 (60.8) | 19.2 (66.6) | 19.2 (66.6) | 15.8 (60.4) | 9.8 (49.6) | 3.7 (38.7) | 0.7 (33.3) | −1.0 (30.2) |
降水量 mm (inch) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 1 (0.04) | 0 (0) | 0 (0) | 1 (0.04) |
平均降水日数 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.0 | 1.0 | 1.9 |
% 湿度 | 55 | 47 | 39 | 31 | 29 | 27 | 30 | 33 | 37 | 43 | 51 | 57 | 39.9 |
平均日照時間 | 9 | 10 | 10 | 10 | 11 | 12 | 12 | 12 | 11 | 10 | 10 | 9 | 10.5 |
出典 1: NOAA[2] | |||||||||||||
出典 2: Weather2Travel for sunshine[3] |
交通
- 航空
ルクソール国際空港へはエジプト航空などの便があり、関西国際空港からも週2便、エジプト航空による直行便がある。
- 列車
- 一日数本の列車がある。朝方と夜行の列車はルクソール神殿から約400mの場所にある駅から乗降することができる。カイロ、アスワンなど国内の主要な都市を結んでいる。
- 市内
- ルクソールの中心部から、ナイル川の数キロメートル上流部分に、1998年にナイル川の東岸、西岸を結ぶ橋が開設された。橋の開設以前から、川を渡る手段として多くのフェリーが運航されていたが、開設後も営業を続けている。フェリーは多くの旅行者も利用しているが、利用者のほとんどは地元民である。東岸と西岸の距離は意外と遠い。主に旅行者用にモーターボートもあるが、料金は高額である。
- ナイル川東岸の市内には多くの路線バスが運航しており、主に地元民に利用されている。旅行者用には「calèches」と呼ばれる馬車もある。タクシーの数も多く、料金も手頃である。20年以上前、エジプト政府はタクシーの許可証の再認可を不要とする決定をしたことが、その理由でもある。エアコンの付いた新しいタクシーも多い。近年は交通量の増加に対応するため、新しい道路が多く建設されている。
観光地
- ナイル川西岸
- ハトシェプスト女王葬祭殿
王家の谷(Valley of the Kings)
王妃の谷(Valley of the Queens)
メディネト・ハブ(ラムセス3世葬祭殿)
ラムセウム(ラムセス2世葬祭殿)- デイル・エル・メディーナ
貴族の墓(Tombs of Nobles)- メムノンの巨像
- ナイル川東岸
- ルクソール神殿
- カルナック神殿
- ルクソール博物館
- ミイラ博物館
姉妹都市
カザンラク、ブルガリア
ボルティモア、メリーランド州、米国
パリンチンス、ブラジル
脚注
^ エジプトで気球墜落、日本人4人含む19人死亡-ルクソール近く afpbbnews
^ “Luxor Climate Normals 1961–1990”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2015年1月25日閲覧。
^ “Luxor Climate and Weather Averages, Egypt”. Weather2Travel. 2013年8月15日閲覧。
関連項目
- テーベ
- カルナック
- 古代都市テーベとその墓地遺跡
- ルクソール事件
- 葬送用コーン
外部リンク
- 公式サイト
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カテゴリ:
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- エジプトの県都
- 世界歴史都市連盟
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